要点:朝は洗顔すべき?

多くの人は朝に顔を洗ったほうがよいものの、全員が毎朝しっかり洗顔料を使う必要があるわけではありません。[1] 脂性肌やニキビができやすい肌、夜の製品が目に見えて残っているとき、汗をかいているときは、低刺激の洗顔料が基本の選択肢になります。乾燥肌や敏感肌で、前夜に十分洗顔できている場合は、ぬるま湯ですすぐだけでも足りることがあります。[2]

  • 低刺激の洗顔料を使う:顔が脂っぽく感じる、こってりした夜用製品を使った、または起きたときに汗や製品の残りがある場合。
  • 水だけを試す:洗顔料を使うと、清潔になった肌がつっぱる、粉をふく、刺激を感じる一方で、落とす必要のある厚い膜が残っていない場合。
  • 朝の運動後に洗顔する:汗をかく予定があるなら、運動前と運動後に2回洗うのではなく、運動後に1回洗います。
  • 治療用製品の指示に従う:処方薬または市販のニキビ用製品に、塗布前の洗顔方法が指定されている場合。

朝の洗い方が合っている目安は、肌が快適で、保湿剤や日焼け止めを均一にのばせることです。洗った直後にキュッとするほど皮脂を落とした感覚になることではありません。

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朝の洗顔は、夜の洗顔ほど多くのものを落とす必要はありません。夜は、日焼け止めやメイク、汚染物質、その日に蓄積した汚れを落とすことがあります。朝は、低刺激の洗顔料が必要か、単に水ですすぐだけでよいかを判断するのが中心です。

洗顔料を使わないことは衛生を無視することではなく、洗顔料を使うことが必ずしも「落としすぎ」になるわけでもありません。夜間に出る皮脂や汗、製品の残りの量は人や日によって異なり、洗顔料の洗浄力もさまざまです。すべての人・季節に同じルールを当てはめるより、洗った後の肌の反応を見たほうが判断に役立ちます。

朝の洗顔で実際に落としているもの

眠っている間も肌は通常どおり働いています。皮脂は表面に広がり、暑い環境では汗がたまり、表面の古い角質がはがれ、洗い流さない製品が膜として残ることがあります。寝具、ヘアケア製品、唾液が顔に触れることもあります。だからといって一晩で顔が危険なほど汚れるわけではありませんが、朝に洗うとすっきり感じる理由にはなります。

洗顔料には界面活性剤が含まれ、油分やその他の残りを水で落としやすくします。水だけでも汗や一部の水溶性物質は落とせますが、油分を含む膜には洗顔料ほど効果的ではありません。[4] こってりしたスリーピングマスク、フェイスオイル、ワセリン系など肌表面に膜をつくる製品が朝も残っていると感じる場合、この違いが重要になります。

朝の洗顔で、肌本来の皮脂を一滴残らず落とす必要はありません。目指すのは、つっぱったりキュッとしすぎたりせず、肌表面が快適で均一な状態になることです。やさしい洗顔の基本として、スクラブ成分を含まずアルコールフリーの洗顔料、ぬるま湯、こする道具ではなく指先を使い、通常の洗顔は1日2回までを目安にし、強く汗をかいた後は追加で洗うことが推奨されています。[1]

夜に使う作用成分だけで、朝の洗顔方法が一律に決まるわけではありません。一定時間後や日中用製品を使う前に洗い流すようラベルに書かれている場合は、その指示に従います。洗い流さない製品がなじみ、肌に不快感がないなら、レチノールや酸系成分、治療用製品というだけで、朝に強く洗い落とす必要があると決めつけないでください。

朝の肌状態に合わせて水か洗顔料を選ぶ

肌質だけで決めず、その朝の見た目と感触を基準にします。天候、室内暖房、運動、治療用製品、前夜のスキンケアによって、適した方法は日ごとに変わることがあります。

朝の肌状態まず試す方法見直す目安
脂性肌またはニキビができやすく、テカリが目立つ研磨性のない低刺激の洗顔料洗顔後につっぱり、ヒリつき、刺激が続くなら、より低刺激の製品に替える
乾燥肌または敏感肌で、こってりした製品の膜が残っていないぬるま湯ですすぐ、または非常に低刺激の洗顔料水だけでは膜が残るなら洗顔料を使い、洗顔料で乾燥が繰り返し悪化するなら水だけにする
こってりしたクリーム、スリーピングマスク、フェイスオイル、閉塞性製品がまだ肌に残っている感じがするやさしい洗顔料水だけでは油分の多い膜を均一に落とせないことがある
睡眠中または運動後に汗をかいている汗をかいた後に低刺激の洗顔料を使う運動する予定の直前に、不要な追加洗顔をしない
製品の残りが少ない普通肌または混合肌水だけでも低刺激の洗顔料でも可肌の快適さ、テカリ、残り、日中用製品の塗りやすさを見て決める

脂性肌やニキビができやすい肌では、朝の洗顔は通常役立ちます。起床時と就寝前に洗顔することは一般的なニキビケアの推奨事項ですが、日中に何度も洗うと肌を刺激し、かえってニキビが増えることがあります。[3] 洗う回数を増やせばよいわけではなく、強くこすっても毛穴詰まりがより効果的に取れるわけではありません。

乾燥肌や敏感肌では、水との接触そのものを避けるより、製品を替える、または洗顔料を夜だけ使うといった調整が役立つことがあります。洗顔料を朝晩使うと乾燥が悪化する敏感肌では、夜は洗顔料を使い、それ以外は水ですすぐ方法も選べます。[2] 製品自体を見直したい場合は、洗顔料の選び方で、テクスチャーや肌のニーズに応じた判断方法を解説しています。

洗った直後のひんやり感や泡の多さだけで判断しないでください。水温や泡の量では、十分かつやさしく洗えているかは分かりません。洗顔後に何が肌に残っているか、そして時間がたったときの肌の感触を見て判断します。

洗いすぎを防ぎながら顔を洗う方法

朝にやさしく洗顔する方法 ぬるま湯 洗顔料 押さえて乾かす 日焼け止めを示したイラスト - 朝は洗顔すべき?肌状態別ガイド

朝の洗顔は短時間でやさしく済ませます。落とすのは夜間の軽い残りであり、しっかりしたメイク落としをもう一度行うわけではありません。

  1. 方法を選ぶ前に肌を確認する。皮脂、汗、製品の膜、粉ふき、ヒリつきや痛み、そしてこれから運動する予定があるかを確認します。
  2. ぬるま湯を使う。熱いお湯は乾燥を悪化させることがあり、十分に洗うために非常に冷たい水を使う必要もありません。[1]
  3. 必要なときだけ、低刺激の洗顔料を少量使う。清潔な指先で広げ、ブラシやスクラブ、粗いタオルでこすらないようにします。
  4. 十分にすすぎ、押さえるように水分を取る。生え際、小鼻の脇、フェイスラインに洗顔料が残っていないか確認し、タオルでこすらないようにします。
  5. 肌に必要な製品を続けて使う。必要に応じて保湿剤を塗り、日中に日光を浴びる前は表示どおりに日焼け止めを使用します。

詳しい手順は正しい洗顔方法で解説しています。朝に多い失敗は、肌が脂っぽく感じるからといって、こする力を強くしたり洗浄力の強い洗顔料を選んだりすることです。強くこするより、低刺激の製品をむらなく使うほうが適しています。[1]

特定の肌悩みに対応する成分を含む洗顔料を使うかどうかは、「朝に洗顔するか」とは別の判断です。サリチル酸、過酸化ベンゾイルなどの成分は特定の悩みに役立つことがありますが、朝晩使うと人によっては乾燥しすぎることがあります。製品や治療の指示に従い、こうした洗顔料に複数の角質ケア製品やニキビ用製品を自己判断で重ねないでください。

朝の洗顔方法が合っているか見分けるサイン

肌が乾いてから一度、さらに日中用の製品を塗った後にも状態を確認します。ある朝だけつっぱるなら天候や別の製品が原因のこともありますが、同じ状態が繰り返すなら洗い方を見直すサインです。

  • 今の方法が合っている可能性が高い:洗い上がりは清潔感がありながら肌にしなやかさがあり、目立つ膜が残らず、保湿剤や日焼け止めを塗ってもいつも以上にモロモロが出ません。
  • 洗浄力が強すぎる可能性がある:洗顔のたびにつっぱり、ほてり、かゆみ、ざらつき、粉ふきが起こる、シンプルな保湿剤でもしみる、または洗顔後に赤みなどの刺激サインが強くなります。
  • 洗浄が足りない可能性がある:脂っぽい膜やワックスのような膜が残る、生え際に製品が残る、または水だけですすいだ後も顔が何かに覆われているように感じます。
  • 回数ではなく洗顔料が合っていない可能性がある:1日1回でも刺激が強すぎる洗顔料はあり、反対に低刺激の洗顔料なら1日2回でも快適に使えることがあります。
  • 別の製品が原因の可能性もある:朝の洗顔をシンプルにしても刺激が続く場合、治療用製品、香料、ヘアケア製品など別の要因が関係していることがあります。

一度に変えるのは1つだけにします。洗顔料で乾燥しすぎるなら、まず使用量を減らす、洗顔料を肌にのせている時間を短くする、より低刺激の処方に替えるといった方法を試します。それでも改善せず、朝の肌に残りがないなら、水だけですすぐ方法を試します。運動や1日に何度も洗う場面がありスケジュールが複雑な場合は、洗顔の頻度についてのガイドも参考になります。

焼けるようなヒリつき、ひび割れ、発疹、腫れ、ニキビの悪化が続く場合は、洗顔料を替えるだけで済ませないほうがよい状態です。明らかに刺激になる製品は中止し、症状が強い、長引く、原因を特定しにくい場合は専門家に相談してください。

朝の洗顔に関するよくある質問

夜に洗顔した場合でも、朝も洗顔するべき?

通常は洗ったほうがよいですが、朝は軽い洗顔で構いません。起きたときに脂っぽい、汗をかいている、夜用製品の膜が残っている場合は低刺激の洗顔料を使います。乾燥肌や敏感肌で、肌が清潔に感じられ、こってりした製品の膜が残っていなければ、ぬるま湯ですすぐだけでも十分なことがあります。夜に洗顔しても夜間の皮脂や汗がゼロになるわけではありませんが、朝に落とすものは減らせます。

朝の洗顔をしないとニキビになる?

一度朝の洗顔を省いたからといって、自動的にニキビができるわけではありません。ただし、脂性肌やニキビができやすい肌では、一般に起床時と就寝前のやさしい洗顔が役立ちます。問題になりやすいのは極端な方法で、皮脂や残りを長く放置すること、または肌が刺激を受けるほど頻繁に洗ってこすることです。[3]

朝の洗顔代わりにミセラーウォーターを使える?

洗面台を使いにくい場面では、肌に合う処方で、ラベルにその用途が記載されているなら、ミセラーウォーターで軽い皮脂や残りを落とせます。[5] コットンは十分に湿らせ、できるだけこすらず使います。使用方法で洗い流すよう指示されている場合や、残った膜がべたついたり刺激を感じたりする場合は、その後すすいでください。

朝の運動前と運動後、どちらで洗顔するべき?

起床後すぐに運動するなら、夜間の残りと汗を1回で落とせるよう、運動後に洗顔します。屋外で運動する前は、指示どおり日焼け止めを塗り、洗顔は運動後まで待って構いません。運動中に刺激になりそうな製品、肌表面をしっかり覆う製品、または活動中に不向きな製品を落とす必要がある場合だけ、運動前に洗顔します。

出典

[1] American Academy of Dermatology Association(米国皮膚科学会). Face Washing 101(正しい洗顔の基本)

[2] Mayo Clinic(メイヨー・クリニック). Dry Skin: Diagnosis and Treatment(乾燥肌の診断と治療)

[3] American Academy of Dermatology Association(米国皮膚科学会). 10 Skin Care Habits That Can Worsen Acne(ニキビを悪化させる10のスキンケア習慣)

[4] Cleveland Clinic(クリーブランド・クリニック). A Guide on How to Wash Your Face(正しい洗顔方法のガイド)

[5] Cleveland Clinic(クリーブランド・クリニック). Micellar Water: What It Is and How To Use It(ミセラーウォーターとは何か、使い方)