要点:パッドと液体タイプ、どちらを選ぶ?

手軽にすぐ使えることを重視するなら角質ケアパッド、自分で量を調整したい、またはパッドを使わずに塗りたいなら液体タイプが選択肢になります。どちらの形状も、それだけで作用が強い、あるいは刺激が少ないと決まるわけではありません。

  • パッドを選ぶ:あらかじめ液を含ませたタイプがルーティンに取り入れやすく、軽い力で使える場合に向いています。
  • 液体タイプを選ぶ:使用方法に手で塗ってよいと記載されており、手で塗りたい場合に向いています。[1]
  • まず中身を比較する:黒ニキビ、肌のざらつき、刺激の受けやすさが気になる場合、どのケアが適しているかはアプリケーターの形だけでは決まりません。

すでに問題なく使えている角質ケア製品を継続しているなら、別のタイプを検討するのは、使い勝手の問題を解消できる場合だけで十分です。

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角質ケアパッドと液体タイプの角質ケア、どちらを選ぶかを比較したインフォグラフィック

酸配合の角質ケアパッドが入った容器と、液体タイプの角質ケア製品のボトルは見た目が大きく違っていても、スキンケアでは同じ角質ケアのステップに使われることがあります。大切なのは、何が配合されているか、どう塗るか、その方法が自分の肌に合うかです。

角質ケアパッドと液体タイプはどう違う?

角質ケアパッドは、角質ケア用の液をあらかじめ含ませたアプリケーターです。液体タイプの角質ケア製品は、ボトルから必要量を出し、使用方法に従って塗ります。

ここで比較するのは、酸を使ったスキンケア用パッドとボトル入りの角質ケア製品です。繰り返し使うクレンジングクロスや乾いたスクラブパッドは対象ではありません。また、すべての化粧水に当てはまる比較でもありません。パッドや液体化粧水の中には、化学的な角質ケアではなく、保湿やその後のスキンケアに向けて肌を整えることを目的とするものもあります。[2] より広いカテゴリーについては、トナーパッドのガイドで解説しています。

比較ポイント角質ケアパッド液体タイプの角質ケア
使い方あらかじめ液を含ませたパッドで、使いたい部分をやさしく拭く使用方法に応じて、手または別のアプリケーターに出して塗る
使用量の調整別に液を注ぐ必要がなく、パッドには最初から製品液が含まれている毎回、表示された使用量を自分で出す
摩擦パッドの素材、力のかけ方、何度も往復させるかどうかで、肌への当たり方が変わる手で塗ればパッドとの接触を避けられるが、コットンを使えば再び接触が生じる
旅行個包装は持ち運びやすいことがある一方、大きな容器は旅行には不向きな場合がある持ち運びに適した小さなボトルなら便利だが、しっかり閉まる容器が必要
使用回数1回の使用にパッド1枚なのか、2枚1組なのかを確認するボトル容量だけではなく、表示された1回量によって決まる

「あらかじめ液を含ませてある」とは、パッドに最初から製品液が含まれているという意味で、肌の各部位にどれだけ塗るかを示すものではありません。ボトルなら自分で量を出しますが、使用量や塗る範囲の指示には従う必要があります。どちらの形状でも、何度も重ね塗りしたり余分に拭いたりする必要があるわけではありません。

なぜ形状より中身を先に比べるべき?

化学的な角質ケアの作用を決めるのは製品の中身で、形状によって塗り方が変わります。AHAでは、酸の種類、濃度、pH、その他の成分によって角質除去の程度が変わります。[3] パッドに凹凸がある、あるいは肌がピリピリするという理由だけで、液体タイプより作用が強いとは判断できません。

黒ニキビや白ニキビには、毛穴詰まりを改善する働きがあるサリチル酸が選択肢になります。[4] 肌表面のざらつきには、グリコール酸や乳酸を含むAHA製品が角質ケアに使われます。[3] どちらの悩みを優先するか迷っているなら、容器がポットかボトルかを比べるより、グリコール酸とサリチル酸の違いを比べるほうが役立ちます。

酸の配合率が同じでも、二つの製品を同じように使えるとは限りません。全体の成分構成や使用方法が異なることがあるためです。配合率が高い、複数の酸が入っている、「強力」など強さをうたう名称が付いているというだけで自分の悩みに合うと考えず、製品全体を比較してください。

すでに反応が出ると分かっている成分がないか、全成分表示を確認してください。パッドに変えても、その中の液が原因の問題は解決しません。反対にボトル入りへ変えただけで、肌に合わない製品が合うようになるわけでもありません。

自分のルーティンと予算にはどの形状が合う?

手間を減らしたいならパッド:毎回量を出したり、別のアプリケーターを準備したりする必要がありません。ボトルから出して使うのが面倒で、つい使わなくなる人には向くことがあります。個包装なのか、詰め替え用パウチなのか、容器入りなのかを確認し、1回にパッド1枚を使うのか2枚1組なのかも見てください。「30枚入り」と「30回分」が同じとは限りません。

こすることが気になるなら、手で塗れる液体タイプを検討:摩擦や圧力は刺激につながることがあります。[5] 中身は肌に合っていても、パッドが触れること自体が気になるなら、手でやさしく塗れる製品のほうが合う場合があります。ただし液体をコットンに取れば接触は残るため、ボトルに変えるだけでは解決しません。すでに肌が痛い、または皮むけしている場合は、アプリケーターだけを変えるのではなく、角質ケアをいったん休んでください。

1回あたりのコストを比較する:パッドは、価格を実際に使える回数で割って考えます。ボトルは、表示された使用量から使用回数を見積もり、必要なら購入するコットン代も加えてください。ブランドから1回量や使用回数の目安が示されていない場合、ボトル容量だけでは正確な比較はできません。すべての商品でパッドのほうが高いとは限りません。

旅行には、できるだけ使い慣れた製品を選びましょう。容器がコンパクトでも、旅行直前に新しい酸配合製品を使い始めると、肌に合うか分からないという問題は残ります。

角質ケア製品を安全に使い始める方法

角質ケアパッドまたは液体タイプの角質ケアを安全に使い始める4ステップガイド - 角質ケアパッドと液体タイプの角質ケア、どちらを選ぶ?

どちらの形状を追加する場合も、今のルーティンですでに角質ケア製品や成分を使っているか確認してください。レチノール、処方レチノイド、過酸化ベンゾイルは、それだけでも刺激を感じやすくしたり皮むけを起こしたりすることがあります。さらに角質ケアを加えると、乾燥や吹き出物が悪化することがあります。[6] 薬の使用上の制限と、医療従事者から受けている指示に従ってください。

  1. 角質ケア製品は一つずつ取り入れる:すでに問題なく使えている基本のルーティンは変えず、パッドと液体タイプを同時に始めないでください。新しい製品は、普段使う量と使用時間で狭い範囲に試します。一般的なテスト方法に合わせるために、製品の使用方法を超えた使い方はしないでください。[7]
  2. 洗顔後、やさしく使う:使用前の肌の整え方、使用量、避ける部位について製品の指示に従います。パッドは何度もこすらず、軽い力で使ってください。液体タイプは、手で塗ってよいと使用方法に記載されている場合のみ清潔な手で塗り、それ以外は指定されたアプリケーターを使います。
  3. 指定された手順を最後まで行う:指示どおり、洗い流さず使うか、洗い流してください。ピーリングキットの中には、種類の異なる二つのパッドを決められた間隔で順番に使うものがあります。[8] 必須の2段階目を省いたり、その待ち時間を関係のない別の角質ケア製品にも当てはめたりしないでください。
  4. 保湿して肌の反応を確認する:その後、肌に合う保湿剤を塗ります。[6] 反応が出た場合は使用を中止し、やさしく洗い流してください。反応が強い、または長引く場合は医療機関に相談してください。[7]

傷口が開いている部分や日焼けした肌には角質ケアをしないでください。強すぎる角質ケアは色素沈着を悪化させることがあり、特に肌色が濃い人や炎症後に色素沈着が起こりやすい肌では注意が必要です。[6]

使用頻度は容器に入っているパッドの枚数ではなく、製品の指示と肌の反応に合わせて決めます。頻度の調整については、顔の角質ケアはどのくらいの頻度で行うかを参考にしてください。AHA製品は紫外線への感受性を高めることがあるため、使用中と中止後1週間は日焼け止めや肌を覆う衣類を使い、日光を浴びる時間を減らしてください。[3]

製品を扱う前に手を洗い、容器を清潔に保ち、保管方法に従ってください。乾いたパッドやボトルの中身を長持ちさせようとして水を足してはいけません。微生物が入り込んだり、防腐剤が薄まったりするおそれがあります。[9] 必要な分だけ取り出し、すぐに容器を閉め、使い捨てパッドは使用後に戻さず捨ててください。

角質ケアパッドと液体タイプのよくある質問

角質ケアパッドは毎日使える?

製品の使用方法に毎日使えると記載されており、自分の肌でも問題なく使える場合に限ります。パッドという形状だけを理由に毎日使うべきではありません。角質ケアの作用が強いほど、一般に使用頻度は下げる必要があります。刺激が出たら、回数を減らすか使用を中止してください。[6]

角質ケアパッドと液体タイプを一緒に使える?

通常、同じ角質ケアを二重に行う必要はありません。二つを重ねず、まず一つの製品から始めてください。セットとして使うよう設計された2段階キットは、別々に選んだ二つの角質ケア製品を組み合わせる場合とは異なります。

角質ケアパッドをミニマスクのように肌に置いてもよい?

その製品の使用方法に、そうした使い方ができると明記されている場合に限ります。保湿用トナーパッドの使い方から、酸配合パッドを肌に置いてよい時間を判断することはできません。拭き取り用の角質ケア製品を、自己判断で長時間置くマスクに変えないでください。

パッドが汚れて見えるほど、よく角質ケアできた証拠になる?

いいえ。パッドに見える残留物だけでは、酸がどれだけ角質に作用したか、あるいはどれだけ製品が肌に届いたかを測ることはできません。パッドの色が変わるまでこすったり、その色を手で塗る液体タイプとの比較材料にしたりしないでください。

出典

[1] Paula’s Choice. SKIN PERFECTING 2% BHA Liquid Exfoliant

[2] Dear, Klairs. Toner Pads vs Liquid Toner: When Prep Pads Make Sense

[3] U.S. Food and Drug Administration. Alpha Hydroxy Acids

[4] American Academy of Dermatology. Adult acne treatment dermatologists recommend

[5] DermNet. Sensitive skin

[6] American Academy of Dermatology. How to safely exfoliate at home

[7] American Academy of Dermatology. How to test skin care products

[8] Dr. Dennis Gross. Alpha Beta Universal Daily Peel

[9] U.S. Food and Drug Administration. Microbiological Safety and Cosmetics