早わかり:アイパッチはいつ、どう使う?
アイパッチに共通する決まった使い方があるわけではなく、各製品の使用方法に従います。使う順番、使用時間、頻度は、パッチ自体に美容液が含まれているか、別の目元用製品の上に重ねる再利用タイプかによって異なります。
- 順番:美容液を含浸したタイプの多くは、清潔で乾いた肌に、重めのクリームより先に使います。再利用できるシリコンパッチは、通常、対応するアイセラムやアイクリームの上に重ねます。
- 使用時間:表示された時間を守ってください。製品によって5分、10~15分、10~20分などの使用例がありますが、これは各製品の例であり、すべてのパッチに共通する時間ではありません。
- 頻度:製品表示の使用頻度を守り、肌の反応も見ながら調整してください。毎日使う必要はなく、「毎日使用可」と書かれていても、その処方がすべての人に合うわけではありません。
1組を開封する前に、使用できる範囲、外し方、使い捨てかどうかを確認してください。

アイパッチは容器の中では似て見えても、使い方は製品によって大きく異なります。美容液を含浸したハイドロゲルパッチは、そのまま使えるスキンケア製品です。再利用できるシリコンパッチは、通常、先に別の製品を塗ってから上に重ねます。このガイドではこうしたスキンケア用パッチを扱い、マイクロニードルパッチ、LED機器、睡眠用マスクは対象にしません。
スキンケアルーティンのどこでアイパッチを使う?
清潔で乾いた肌に使うよう指定された美容液含浸タイプは、洗顔後、重めのアイクリーム、保湿剤、フェイスオイルより先に使います。一部のアイジェルは、清潔で乾いた肌に5分間使うよう指定しています。[1]一部のハイドロゲルパッチも、清潔で乾いた肌に10~15分使うよう案内しています。[2]ここで「乾いた肌」とは、洗顔後に表面がぬれていない状態のことで、肌を脱脂したり、つっぱるまで洗ったりするという意味ではありません。
すべてのアイパッチに共通する「美容液の前か後か」というルールはありません。製品によっては、化粧水や美容液が肌になじんだ後に使うよう案内しています。[3]手元の製品に「清潔で乾いた肌に使用」としか書かれていない場合は、顔用美容液を必ず下に塗るとは考えず、目の下には余計な製品を塗らないでください。化粧水も必須の準備工程ではありません。
再利用できるシリコンパッチは順番が異なります。対応するアイセラムやアイクリームを薄く塗ってから、その上にシリコンパッチをのせます。製品を塗りすぎると滑りやすくなります。[4]目元用として作られた製品を使ってください。一般的な顔用集中ケア製品をパッチで覆っても、目元に安全になるわけではありません。製品の説明でその組み合わせが明確に認められていない限り、パッチの下で角質ケア用の酸やレチノイドを試さないでください。
美容液含浸タイプを外した後は、残った美容液について製品の指示に従い、必要なら保湿剤を使います。別にアイクリームを使う場合は、リッチな製品を何層も重ねず、薄く塗ってください。アイクリームの塗り方では、使用量と塗る位置を解説しています。
朝は、メイクの前に日焼け止めまでスキンケアを終えます。[5]日焼け止めを塗った肌に後からパッチを貼って剥がすのではなく、パッチは日焼け止めより先に使ってください。顔のほかの部分は、アイパッチを理由に工程を増やさず、普段のスキンケアの順番に従います。
アイパッチの貼り方・外し方
以下は、清潔で乾いた肌に使うよう指定された使い捨ての美容液含浸パッチ向けの手順です。製品に別の準備方法が書かれている場合は、その指示を優先してください。
- 開封前に使用方法を読む。使用できる範囲、使用時間、外した後のケアを確認します。貼っている時間を勘で測らなくて済むよう、タイマーを用意してください。
- 手を洗い、やさしく洗顔する。メイクを落とし、目の下はこすらず水分を押さえます。清潔な道具で扱ってください。目の近くに使う製品では衛生管理が重要です。[6]
- 左右それぞれ1枚ずつ取り出す。付属のスパチュラ、またはパッケージに書かれた方法で取り出します。複数ペア入りの容器はすぐに閉めてください。一度顔に触れたパッチを容器へ戻さないでください。
- 肌を引っ張らずに位置を決める。製品表示で使用可能とされている目の下の範囲に置きます。パッチや美容液が目の中、ウォーターライン、目頭に近づかないようにしてください。配置図に従い、幅の広い側を必ず内側または外側に向けるものだと決めつけないでください。下まぶたを引っ張らず、軽く押さえて密着させます。
- タイマーを開始し、違和感がないか確認する。表示された時間を守ります。パッチが目のほうへずれたら、清潔な手で外すか位置を直してください。ヒリヒリする、かゆい、刺激を感じる場合は、両方ともすぐに外します。
- やさしく外し、指示どおりに仕上げる。急に引っ張らないでください。使い捨てパッチは捨て、製品の指示がある場合は残った美容液を軽くたたいてなじませます。残った美容液が肌になじんでから、残りのルーティンを続けてください。
パッチが何度も滑る場合は、何かを追加する前に肌の準備と貼る位置を確認してください。肌がぬれている、下に厚く製品を塗っている、動きやすいまぶたの上に置いていると、安定しにくくなります。貼り付け直後はしばらくじっとして、化粧品用パッチをテープや接着剤で固定しないでください。
アイパッチは何分つける?
使用している製品に書かれた時間だけアイパッチをつけてください。「20分」が共通ルールではありません。ある美容液含浸タイプのアイジェルは5分、[1]別のハイドロゲルパッチは10~15分、[2]別の目元用製品と併用する再利用シリコンマスクは10~20分としています。[4]
記載された使用時間は、パッケージで強調されている成分だけではなく、完成した製品そのものに対する指示です。ヒアルロン酸配合のパッチ同士でも使用方法は異なることがあるため、同じ成分名が書かれているからといって別製品の時間をそのまま真似しないでください。
その製品が明確に一晩中の使用を認めていない限り、日中の短時間使用をそのまま夜通しの使用に延長しないでください。「夜に使用」は、寝る前に短時間使うという意味の場合もあり、貼ったまま眠ることを意味するとは限りません。パッケージとウェブサイトで説明が食い違う、または一晩使用できるか不明な場合は、勝手に最長時間と解釈せずメーカーに確認してください。
パッチが完全に乾くまで待たず、表示された時間に外してください。刺激が始まった場合は、タイマーが終わるまで待つ必要もありません。決められた時間を最後までこなすことより、肌の状態と製品の使用方法を優先してください。
アイパッチはどのくらいの頻度で使う?朝と夜のどちらがいい?
毎日、週2回などの共通ルールではなく、製品表示と肌の反応を基準に頻度を決めてください。毎日使用可としている製品もありますが、それはその製品の話であり、アイパッチ全体に当てはまるわけではありません。[1]アイパッチが任意のケアであれば、ときどき使うだけでも十分です。
新しい製品を試すときは、まず表示どおりの時間で1回使い、その後の目元の状態を確認してから次回を考えてください。すでに複数の目元用ケアを使っているなら、さらにパッチまで重ねるのではなく、ルーティンを簡単にしてください。複数のエイジングケア製品を重ねると刺激につながることがあります。[5]乾燥やヒリつきが出たときに、使用頻度を増やさないでください。
朝はコンシーラーやイベント前に使いやすい時間帯です。パッチを外し、残った液を肌になじませ、メイク前に日焼け止めまで終える時間を確保してください。夜は、寝る前に十分な時間を取って貼って外せる落ち着いたルーティンに向いています。どの製品でも朝または夜のほうが必ず優れているわけではありません。
使用頻度には明確な目的を持たせましょう。心地よく保湿するため、または時々メイク前に整えるために使い、あらゆる目元悩みを解決するものと期待しないでください。使い方以外の効果の範囲については、目の下用マスクにできること・できないことのガイドをご覧ください。役立つ違いを感じないなら、決めた頻度をこなすためだけに買い続ける必要はありません。
衛生管理・刺激・使用を中止するタイミング
初めて使う前に、新しいスキンケア製品を目元から離れた狭い範囲で試してください。自宅で行うテストでは、腕の内側などに普段使う量を通常の使用時間に合わせて使い、一般的な方法では7~10日間、繰り返し試します。[7]製品固有の注意事項があれば従い、腕で問題なく使えても目元で快適に使える保証にはならないことを覚えておいてください。スキンケア製品を狭い範囲で試す方法では、手順と限界を解説しています。
- 使い捨てパッチ:付属のアプリケーターがあれば清潔なものを使い、使用していないときは容器を閉め、使った1組は廃棄してください。乾いてしまったパッチを再び湿らせようとして、水や別の美容液を容器に加えないでください。
- 再利用できるシリコンパッチ:使用後は毎回、それぞれの手入れ方法に従って洗浄してください。あるシリコンマスク製品は、刺激の少ない石けんと水で洗い、乾かしてから付属シートに保管するよう案内しています。[4]すべての再利用素材を同じ方法で洗えるとは考えないでください。
- 保管:パッケージに記載された保管温度や使用期限に従ってください。許可されている場合だけ冷蔵し、明確に認められていない限り冷凍しないでください。包装が破損している製品や、におい・見た目に予期しない変化がある製品は使わないでください。
目元用化粧品を他人と共用したり、眼の感染症があるときや周囲の皮膚に炎症があるときに使ったりしないでください。刺激が出る製品は使用を中止し、刺激が続く場合は医療機関に相談してください。[6]焼けるような刺激は「より効いている」サインではありません。パッチを外し、肌に残ったものをやさしく洗い流してください。
美容液が目に入った場合は、パッケージの応急処置の指示に従ってください。清潔で熱くない水を弱い流れでたっぷり使い、少なくとも20分間洗い流し、目をこすらないでください。強い眼痛や視力の変化がある場合は、至急医療機関で診てもらう必要があります。[8]反応が出た部分を別のパッチで覆ったり、すぐに別の目元ケアを試したりしないでください。
アイパッチの使い方に関するFAQ
アイパッチ使用後は洗顔したほうがいい?
美容液含浸タイプの使用方法に、残った美容液をなじませるよう書かれている場合は、通常、洗い流す必要はありません。毎回洗い流すのではなく、その製品の使用後の指示に従ってください。刺激が出た場合は、残したままにせず、パッチを外して残留物をやさしく洗い流してください。
アイパッチは毎日使える?
その製品が毎日使用できると明記しており、肌に違和感がない場合に限ります。毎日の使用は選択肢であり、すべてのアイパッチに必要な条件ではありません。推奨頻度を超えたり、ヒリつき、かゆみ、赤みがあるのに続けたりしないでください。
アイクリームはアイパッチの前と後、どちらに使う?
美容液含浸タイプの多くは、必要であればパッチを外した後にアイクリームを使います。再利用できるシリコンパッチは、対応するアイクリームや美容液の上に重ねることがよくあります。異なるタイプに同じルールを当てはめず、両方の製品の使用方法を確認してください。
使い捨てのアイパッチは再利用できる?
いいえ。「使い捨て」と表示されたパッチは、外した後に捨ててください。容器へ戻しても清潔にも再利用可能にもなりません。繰り返し使用できるよう明確に設計されたパッチだけを再利用し、それぞれの手入れ方法に従って洗浄・保管してください。
出典
[1] Patchology. Rejuvenating Eye Gels
[2] Peter Thomas Roth. Water Drench Hyaluronic Cloud Hydra-Gel Eye Patches
[3] Charlotte Tilbury. How To Use Eye Patches + Eye Masks
[4] Dieux. Forever Eye Mask
[5] American Academy of Dermatology. スキンケア製品は決まった順番で使うべき?(Should I apply my skin care products in a certain order?)
[6] U.S. Food and Drug Administration. Eye Cosmetic Safety
[7] American Academy of Dermatology. How to test skin care products
[8] NHS. Eye injuries
